ありきたりではない転生モノにハマれ!「Re:ゼロから始める異世界生活」の魅力に迫る

「Re:ゼロから始める異世界生活」は、コアなファン層からライトなファンまで非常に多くの人から愛される作品です。

ここでは、まだ「Re:ゼロから始める異世界生活」を見たことが無い人に向けての情報を中心に、また既に視聴済みの方にはさらに、作品が楽しめるようになる魅力をご紹介していきます。

リゼロとは

「Re:ゼロから始める異世界生活」は、長月達平によるライトノベルが原作で、通称は「リゼロ」です。

元々は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年4月より連載が開始され、2014年1月からMF文庫j(KADOKAWA)より刊行されています。

2021年12月時点で、全世界シリーズ累計発行部数は1100万部を突破しており、数々の賞も受賞している作品。

2017年の「このライトノベルがすごい!」では文庫部門第2位。

「SUGOI JAPAN Award2017」では、アニメ部門・ラノベ部門の2部門で堂々の1位を獲得しているのです。

Re:ゼロから始める異世界生活を知らない人であっても、略称であるリゼロという単語に聞き覚えがあったり、登場人気キャラを実は見たことがあったりなど、知らず知らずのうちに認識している程の大人気作品、それがリゼロです。

「リゼロ」の世界観・基本設定

リゼロの魅力を紹介するには、世界観と基本設定を押さえておく必要があります。

その理由は、異世界生活と作品タイトルにもあるよう、当然ながら異世界が物語の主軸なのですが、他の王道と言える異世界作品とは一味異なっている世界観で描かれているためです。

リゼロの世界観

物語の世界観は、ファンタジー作品ではお馴染みの、中世ヨーロッパを彷彿とさせるような街並みが多く描かれたりすることから違和感なく「スッ」と作品に入りこめます。

また、ファンタジー要素も含んだ作品ですが、シリアスな場面では、とても重厚感のある表現で物語が描かれているのです。

そのため、強大な力を手にした主人公がその能力を存分に発揮し活躍する様を描く「俺ツエー」的な、いわゆる「中二病」的とも言える子供じみた展開が少ないので、転生作品が苦手な方でもハマりこめる世界観となっています。

リゼロ基本設定

作中では、魔法や魔物の存在があるにも関わらず、異世界転生モノのお約束とも言えるレベルアップなどの概念がありません。

ですが、魔物や強者との戦闘シーンは描かれるため、レベルアップありきの他作品とは異なり、後述しますが主人公の能力で幾度となく困難や敵に立ち向かうことで、勝利したり問題を解決したりするのです。

レベルアップの概念がないからこそ、持てる能力と力で立ち向かっていく主人公のがむしゃらさが、リゼロの魅力とも言えるでしょう。

「リゼロ」のストーリー

リゼロは、主人公が異世界である「ルグニカ王国」に召喚されることから物語が始まります。

ですが、地球での姿と、異世界での姿に変化がないことから、召喚なのか転移なのかは、はっきりとしません。

異世界で、主人公が強力な能力を取得・習得することは、異世界モノのお約束とも言えます。

リゼロにおいても例外ではなく、主人公は「死に戻り」の能力を手にします。

主人公が手にした「死に戻り」の能力は、読んで字の如く「生き返りやり直す」能力です。

しかし、やり直しが始まる時間を自ら選ぶことは出来ず、死を迎える瞬間までの痛みや恐怖が無くなる訳では無いため、死に戻るには大きな苦痛を伴うといった、諸刃の剣とも言える能力となっています。

その「死に戻り」の能力を駆使しながら、異世界を生き抜いていく姿が描かれる。

これが、リゼロの主軸ストーリーとなります。

主要キャラ紹介

ナツキ・スバル

本作品の主人公。

突然の異世界召喚によって、最初は戸惑うものの、「死に戻り」の能力によって異世界を生き抜く。

図々しく、お調子者の一面もあるが、決めたことはやり通す芯の強さを持っている。

エミリア

主人公が一番最初に出会う、ヒロインの一人で、銀髪が美しいハーフエルフの美少女である。

面倒見がよく、他人に優しい性格の持ち主だが、生まれと外見の境遇から少々メンドクサイ一面もある。

ルグニカ王国の次代の王を決める王選候補者の一人。

パック

可愛らしい猫の様な外見が特徴であるが、エミリアが契約している精霊である。

実は、火を司る大精霊であり、強大な力を持っている。

エミリアと常に行動を共にし、保護者と自称しているだけあり、エミリアに対する愛は親以上の物を感じさせる。

ロズワール・L・メイザース

ルグニカ王国の貴族で、辺境伯の爵位を持つ有力者である。

王国屈指の魔法使いでもあり、大きな屋敷と私用人を有している。

レム

ロズワールの屋敷で働くメイドであり、雑務全般を一手に担っている。

亜人の一種である「鬼人」の生き残りで、双子の姉にラムがいる。

その美貌と容姿もさることながら、戦闘能力も高く、物語に重要なヒロインの一人。

キャラクターとしての認知度、人気度は非常に高く、コスプレ界、フィギュア界でも断トツの人気度を持つ。

ラム

レムの双子の姉であり、ロズワールの屋敷で働くメイドの一人。

鬼人の力の根源である角を失った過去を持ち、そのせいで様々な力が失われている。

レム同様に、非常に高い知名度と人気を持ち、レムとセットでコミケ会場などではコスプレされている。

派生作品など

Re:ゼロから始める異世界生活は、知名度と人気が爆発的に高まっていくにつれて、続々と派生作品が制作されるようになりました。

派生作品紹介

短編アニメである「Re:ゼロから始める休憩時間」と「Re:プチから始める異世界生活」が派生作品として存在していますが、本編のストーリーとは深く関連していないため、絶対に視聴が必要な訳ではありません。

しかし、登場キャラクターがリゼロの世界観などを教えてくれる構成になっているため、視聴しておけば、よりリゼロを楽しめることは間違いありません。

またOVA作品として、「Re:ゼロから始める異世界生活 MemorySnow」と「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」があります。

ともに、劇場版としてアニメ版の第1期と第2期の間に公開されているため、おすすめ視聴タイミングとしては、第1期視聴後となります。

リゼロの魅力

さて、ここまで「Re:ゼロから始める異世界生活」の基本情報を紹介してきましたが、ここからは何故、リゼロにハマりこんでいってしまうのか、その魅力やオススメしたいポイントについて紹介していきましょう。

魅力紹介

リゼロの魅力を紹介するにあたり、大前提として一言では言い表せないだけの魅力がつまっていることは先述しておきます。

それだけの魅力がつまったこの作品を見ない選択はあり得ないのではないでしょうか?

主人公の能力の適正

リゼロの魅力として第一に挙げられるのが、主人公が持つ「能力」の適正です。

リゼロでは、主人公が「死に戻り」の能力を授かるのですが、絶妙なバランスなのです。

どんな物語にしても、強大な力を持った主人公と対峙する相手は、それ以上もしくは同等の力を有している必要があります。

すると、味方や敵の能力がどんどんインフレしていくことになり、結果的に視聴者の「飽き」へと繋がっていきます。

その点、基本的にレベルアップ要素が無いこと、死に戻り能力という要素があるため、リゼロではインフレによる飽きはありません。

唯一の能力以外に、敵を圧倒できる能力が初期からある訳ではないため、主人公が苦労と努力を重ねることで物語が進行します。

単純・単調な「俺ツエー」ではないストーリーだからこそ、途中で飽きることなく、作中に惹き込まれる魅力があると言えるでしょう。

安っぽくない重厚感のある作り

リゼロを視聴済みの方ならば共感を得られるでしょうが、ストーリーと音声などを度外視すると、「重い・暗い」といった印象を受けるはずです。

魔法や戦闘シーンがあるアニメによく見られるキラキラや、色彩豊かなシーンは少なめなのです。

タイトルテロップなども黒が基調となっていますし、「血」や「死」のシーンもグロさはないものの、しっかりと表現されています。

つまり、作画や表現が重厚で高クオリティで描かれているため一話、一話じっくりと見続けられるのです。

掻き立てられる視聴欲!

リゼロの魅力の一つとして、「早く続きが見たい」「何が起きたの?」「なんでこうなってるの?」と次回の展開が気になり過ぎてしまう構成が挙げられます。

アニメなんだから、続きが気になって当然なのでは?と思った方もいるはずです。

そんな方にこそリゼロを視聴して頂きたい。

リゼロは違うんです。

通常ならば、一話の中で描きたいストーリーを集約しある程度の解決をもって終話として、次回への予告となります。

ですが、リゼロでは次回予告となる部分で、唐突に主人公の死が描かれるなど他の作品とは一味も二味も異なる視聴する人を引き付ける手法が取られているのです。

「えっ?じゃあ結局なんだったの?」と視聴する側は思う訳ですから、自然と振り返り視聴に繋がり、何度も視聴することによって結果的にドはまりしてしまう中毒性があります。

伏線や、散りばめられた謎を考察しながら視聴できる点などは、まるでサスペンスドラマを見ているかのようなドキドキ感を覚えます。

そんな「早く続きが見たい」と思わせるような工夫が、いたるところに散りばめられているので、知らず知らずのうちに虜にされてしまうのです。

個性溢れる魅力的なキャラクター

リゼロでは、重厚感ある世界観を彩る魅力満載のキャラが溢れています。

主要キャラ紹介でも、先述してしますがコミケなどでリゼロのコスを見かけなかったことが無い位に、人気キャラは個性が立っているのです。

特に、レムとラムの姉妹はコスプレだけに留まらず、グッズとしての人気も絶大で、その種類は多岐に渡ります。

フィギュアはもちろんの事、アクリルキーホルダーやラバー製品、ぬいぐるみなどキャラクターを知らない人でも気が付かないうちに、目にしていることでしょう。

リゼロを視聴してみて、このキャラクターはリゼロだったんだと認識する人も多くいるはずです。

他にも、作中登場する「ペテルギウス・ロマネコンティ」は、キャラ、声、生い立ち、作画とどれをとっても強烈で、リゼロに登場する男性キャラでは断トツの認知度となっています。

リゼロの魅力にハマっていけ!

視聴途中で「あーなんか飽きた! 」と視聴意欲を削がれることがなく、そればかりかストーリーが進行する度に増していく視聴意欲、グッズ収集意欲に火をつけてくれるような魅力的なキャラがてんこ盛り。

これだけでも、リゼロにハマりこめる要素としては十分すぎるでしょう。

最後まで視聴し終わったあとに、またすぐにリピートしたくなる人が続出するのがリゼロの特徴といえるでしょう。

一度で理解できない難解さがある訳ではありません。

何度も見返したくなるだけの魅力があるからなのです。

「リゼロ」の声優紹介

人気・有名アニメになれば声優さんが豪華になるのは当たり前のことかもしれませんが、リゼロも漏れなく超豪華声優陣が作品に色を添えています。

主要キャラの声優紹介(抜粋)

ナツキ・スバル 小林祐介
エミリア 高橋李依
パック 内山夕実
レム 水瀬いのり
ラム 村川梨衣
ロズワール・L・メイザース 子安武人
ペテルギウス・ロマネコンティ 松岡禎丞

ありきたりではない異世界モノにハマれ!「Re:ゼロから始める異世界生活」の魅力に迫るのまとめ

いかがだったでしょうか?

ありきたりではない異世界モノにハマれ!「Re:ゼロから始める異世界生活」の魅力に迫ると題して、リゼロの魅力を紹介して来ましたが、全く興味が無かった方も、リゼロが見たくなってきたのではないかと思います。

異世界ジャンルは、「異世界」と聞いただけで食わず嫌いしてしまう方もいる特殊なジャンルです。

しかし、このリゼロはアンチ異世界ジャンルの方にさえも受け入れられるだけの魅力と内容に溢れた作品なのです。

この名作を見ずにして、アンチを語ることなかれ。

是非ご視聴ください!

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コメント

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  1. zoritoler imol

    You can definitely see your enthusiasm in the work you write. The world hopes for more passionate writers like you who aren’t afraid to say how they believe. Always follow your heart.