【2023年秋の新作アニメ】薬師の娘が後宮の難事件に挑むミステリー『薬屋のひとりごと』をチェック!

2011年より小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートした『薬屋のひとりごと』。非常に高い人気を得たことで、2017年から小説を原作としたコミカライズ版が発刊。2019年には「アニメ化してほしいマンガランキング」で上位ランクインを果たしました。

多くのファンが長らくアニメ化を待ち望んでいた『薬屋のひとりごと』ですが、2023年10月21日よりついにアニメの放送がスタート。高い支持を得ていたにもかかわらず、アニメ化までに長い年月を要した本作は、2023年秋アニメの期待作のひとつに数えられています。

この記事ではそんな『薬屋のひとりごと』のポイントや見どころについて紹介します。

あらすじ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。

名前は、猫猫(マオマオ)。

花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。

ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。

今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、

興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。

美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。

人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。

きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。

壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。

稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

「薬屋のひとりごと」公式サイトより引用)

薬屋のひとりごとの注目ポイント

毒と薬への異様な執着が事件を解決する!?

マンガやアニメで用いられる舞台設定には現代日本、中世ヨーロッパ、近未来世界などさまざまなものがありますが、『薬屋のひとりごと』は中国の漢王朝、もしくは朝鮮王朝を彷彿とさせる世界観となっています。

主人公は養父と共に薬屋として生計を立てる猫猫(マオマオ)。物語の冒頭、薬草採取の際に人さらいに遭遇し、後宮に下級女官として売り飛ばされるというなかなかハードな導入となっています。

とはいえ悲壮感が漂う物語ではなく、むしろユーモアも交えた日常系アニメのような展開を見せることも。猫猫自身も「このまま目立たず、何事もなく奉公の期限を終えられれば」といった感じで日々を過ごします。

しかしながら、皇子衰弱事件の原因を見抜いたことで猫猫の日常は一変。薬師としての知識、毒や薬への異様な執着によって、後宮内で起こる多くの謎や事件を解決していくことになります。ミステリー作品のように、猫猫が見事に事件を解決に導いていく爽快感は格別です。

主演声優は悠木碧さんと大塚剛央さん

ふとしたことから猫猫の素質を見抜いた美形の宦官・壬氏(ジンシ)。皇子衰弱事件の解決に一役買った猫猫を、上級四妃のひとりである玉葉(ギョクヨウ)の侍女に抜擢し、さまざまな事件の解決を手伝わせるようになります。

なるべく目立たずに奉公の期限を終えたいと思っていた猫猫にとって、侍女への抜擢は不本意だったようで、何かと壬氏に悪態をつきます。一方、壬氏は宦官として有能ではあるものの、目的のためには手段を選ばず、皮肉屋で粘着質な一面も。

こうした背景のあるふたりなので、空気がヒリつくような応酬をすることもしばしば。ただ、何かと事件の絶えない本作の展開のなかで、猫猫と壬氏の掛け合いは一服の清涼剤のように、視聴者に笑顔をもたらしてくれます。

ちなみに、猫猫役の声優は「魔法少女まどか☆マギカ」鹿目まどか役、「幼女戦記」ターニャ・フォン・デグレチャフ役の悠木碧さん。壬氏役の声優は「推しの子」星野アクア役、「風が強く吹いている」蔵原走役の大塚剛央さんです。

ふたりとも実力派であることはもちろん、少し皮肉っぽい、毒を吐くような演技にも定評があります。悠木碧さん演じる猫猫と、大塚剛央さん演じる壬氏の掛け合いに要注目です。

アニメは“どちら”をベースに描かれる?

「アニメ化してほしいマンガランキング」で上位を獲得した『薬屋のひとりごと』。ファンのなかでは待望のアニメ化を喜ぶ一方で「どちらをベースにアニメ化?」という声も上がっています。

というのも、本作のコミカライズ版は「月刊ビッグガンガン」と「月刊サンデーGX」の2誌で連載されているからです。それぞれで作者はもちろん、展開もキャラクターデザインも異なっています。

キャラクターデザインがアニメオリジナルで新調されていることから、2023年9月時点では「原作小説がベースのアニメオリジナル作品になる」という説が濃厚です。詳しいことは明らかにされていないので、実際にどうなるかはオンエア後のお楽しみといったところ。

初回は一挙3話放送、しかも2クールが決定している『薬屋のひとりごと』。シリーズ累計2400万部を記録している大ヒット作のアニメ化に期待は高まるばかりです。

薬屋のひとりごとの動画をチェック

TVアニメ『薬屋のひとりごと』ティザーPV

TVアニメ『薬屋のひとりごと』プロジェクトPV

薬屋のひとりごとの原作情報

2011年10月より小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始した小説が原作で、原作者は日向夏先生です。その後、ライトノベルレーベル「ヒーロー文庫」で文庫化され、2023年9月時点で13巻まで発刊されています。

2017年から「月刊ビッグガンガン」と「月刊サンデーGX」の2誌でコミカライズされ連載開始。作画はそれぞれ異なっており、「月刊ビッグガンガン」版はねこクラゲ先生が、「月刊サンデーGX」版は倉田三ノ路先生が担当しています。

薬屋のひとりごとの原作ライトノベル購入はこちら

薬屋のひとりごとの基本情報

作品名 薬屋のひとりごと
ジャンル ファンタジー・推理
放送形態 TVアニメ
放映時期 2023年10月~
アニメーション制作会社 TOHO animation STUDIO×OLM
キャスト
  • 猫猫:悠木碧
  • 壬氏:大塚剛央
  • 高順:小西克幸
  • 玉葉妃:種﨑敦美
  • 梨花妃:石川由依
  • 里樹妃:木野日菜
  • 阿多妃:甲斐田裕子
  • 梅梅:潘めぐみ
  • 白鈴:小清水亜美
  • 女華:七海ひろき
  • やり手婆:斉藤貴美子
  • 羅門:家中宏
  • 李白:赤羽根健治
  • 小蘭:久野美咲
  • やぶ医者:かぬか光明
  • ナレーション:島本須美
主なスタッフ
  • 監督・シリーズ構成:長沼 範裕
  • 副監督:筆坂 明規
  • キャラクターデザイン:中谷 友紀子
  • 色彩設計:相田 美里
  • 美術監督:髙尾 克己
  • CGIディレクター:永井 有
  • 撮影監督:石黒 瑠美
  • 編集:今井 大介
  • 音響監督:はた しょう二
  • 音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ
原作 日向夏・しのとうこ(イマジカインフォス)

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

  • 見たいアニメがアニクラで作れる!

    『アニクラ』はアニメ専門のクラウドファンディングサイト。「あのマンガのアニメが見たい…」「あのアニメの2期が見たい…」という夢を、クラウドファンディングで叶えてみませんか?

    アニクラは、愛する作品を多くの人に届けるお手伝いをします。
    アニクラについて詳しく知る


この記事を書いた人
ムーサ杉原

フリーランス歴15年以上のおっさんライター。企業広報系のWEBサイトやパンフレット、書籍、情報誌、オウンドメディアなど、さまざまな媒体の取材・ライティングを手がける。年の功のせいかビジネス系からサブカルに至るまで、執筆ジャンルの守備範囲が広め。

関連記事

コメント

  • コメント ( 2 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. sitemap.xml

    Spot on wwith thius write-up, I seriously beelieve that thijs
    amazig site needs a grreat deal more attention. I’ll probhably be returning to read more,
    thnanks ffor thhe advice!

  2. zoritoler imol

    The other day, while I was at work, my cousin stole my apple ipad and tested to see if it can survive a thirty foot drop, just so she can be a youtube sensation. My iPad is now destroyed and she has 83 views. I know this is entirely off topic but I had to share it with someone!