【2023年秋の新作アニメ】主人公はまさかの豚！？今話題の注目作『豚のレバーは加熱しろ』をチェック！

今回紹介するのは、第26回電撃文庫小説大賞で、見事金賞を獲得し、早くも25万部以上を売り上げている、『豚のレバーは加熱しろ』という作品です。

主人公は、豚のレバーを生で食べた後、そのまま豚に転生してしまうという、異世界転生ものであり、転生先の世界では剣と魔法もあるファンタジー世界となります。

その斬新な主人公の設定と、異世界で出会ったジェスとの間で交わされるコミュニケーション、そしてジェスとのラブコメの行栄が気になる作品となっています。

今回はそんな、豚のレバーは加熱しろが待望のアニメ化をするということで、その魅力や原作情報について紹介していきます。

あらすじ

第26回電撃小説大賞《金賞》受賞作、ブヒっとアニメ化！
豚のレバーを生で食べて意識を失った、
冴えないオタクの俺。
異世界に転生したと思ったら、
ただの豚になっていた！
豚小屋の中、泥まみれで転がる俺を助けてくれたのは、
天使のように優しい美少女・ジェス。
「フンゴァ！」
「あの、無理に喋らなくても大丈夫です。
私には……分かりますから」
豚になった俺を献身的にお世話してくれる彼女は、
人の心を読むことができる
「イェスマ」という種族だという。
「まずい、それでは俺の豚のような欲望が
垂れ流しではないか！！」
剣と魔法の世界メステリアで、
ただの豚と心を読める美少女の、
いちゃラブファンタジーがいま始まる！
……のか？

（「豚のレバーは加熱しろ」公式サイトより引用）

豚のレバーは加熱しろの注目ポイント

主人公はまさかの豚

豚のレバーは加熱しろの見どころは、ほかの作品には見られない主人公の設定にあります。主人公が豚に転生するという他には見られない斬新な設定があります。この設定があるため、基本的に主人公は異世界の住人と、会話をすることは不可能です。

主人公に名前がつけられるわけでもなく、ずっと「豚」で話が進んでいきます。ここまで主人公の扱いがぞんざいな物語も珍しいです。

また、主人公は豚であるため、ヒロインであるジェスのお世話をするのではなく、美少女であるジェスにお世話されるというポジションになります。主人公はジェスに拾われて、生活のお世話をされており、自活すらできません。

剣と魔法のあるファンタジー世界に転生したのに、豚なので当たり前ですが、剣も魔法も使うことができないのです。主人公であるにもかかわらず、ファンタジー世界で剣や魔法を使い、仲間と協力して戦うという、定番の活動ができないという特徴があります。

そんな主人公が、唯一意思疎通を行うことができるのが、心を読むことができるという種族であるジェスです。ジェスが主人公の心を読むことで、二人は意思疎通を行い仲を深めていきます。

主人公の転生先が人間ではないことはほかの作品でもありますが、ここまで尖った特徴を持つ転生先であるのは、この作品の大きな見どころです。

ヒロインとの掛け合い

この作品の二つ目の魅力は、主人公とジェスの掛け合いです。公式でも、「いちゃらぶファンタジー」と言われており、主人公とジェスが見せるいちゃつきは、この作品を語る上では必須です。特にジェスには、ちょっとだけですがSっ気が確認されており、主人公はそんなジェスに翻弄され、弄られています。主人公はもともと、理系オタクな大学生であり、恋愛経験がほとんどありません。そんな主人公と、ちょっとだけ歪んだ性癖を垣間見せるジェスとのやり取りは、この作品を面白くしてくれます。

また、ジェスが特殊能力で主人公の心を読めるというのも大きな魅力でしょう。この設定があることで、主人公の感情がジェスには筒抜けです。小説内でも、「地の文を読むんじゃない」と発言する主人公の描写が描かれるほど、完全に心を読まれてしまっています。

自分の欲望が、ジェス側に駄々洩れであるからこそ生み出されるいちゃつきの数々は、この作品を盛り上げる一つの要素を担っています。そんな生活にだんだんと主人公も慣れていってしまい、「まるで獣のような俺の欲望も（ちょっぴり引き気味ながら）受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。う～ん、豚でいるのも悪くないな？」と思ってしまうほどです。

人と豚が織りなす新感覚ラブコメという感覚で見ることもできますね。

心の中を常に見られているという関係は、この二人の掛け合いに笑いを生み出したり、発言に深みを持たせてくれます。

考えられたストーリー展開

最後に紹介する豚のレバーは加熱しろの魅力は、ストーリー展開です。主人公とジェスが出会い、別れたりしながら様々な人たちと関わっていきます。二人がただラブコメを繰り広げるだけではなく、ファンタジー世界ならではのイベントを協力して乗り越えていきます。

組織間抗争や、国家間の戦争、事件など、異世界で発生する問題に巻き込まれていくのです。それに、ジェス自体も異世界では迫害を受けている種族であり、その命を狙われることもあるほどです。何故、ジェスは命を狙われることになっているのか、そんな過酷な運命を背負っているのかなど、物語が進むにつれ、ジェスの抱える問題も浮き彫りになります。残酷な運命を背負った少女と、剣も魔法もなにも持たない豚が繰り広げていく、ファンタジーです。そうした一つ一つのイベントも、しっかりと設定が作りこまれており、ご都合主義や主人公補正などはありません。過酷な運命と、引き起こされる出来事に、その場で出会った人たちとジェスと協力して立ち向かって行くのです。

主人公には、自分が豚であり、剣も魔法も使えないという圧倒的ハンデがあります。それでも、現地住民とジェスと協力しながら乗り越えていくのです。

ただ武力に訴えるのではなく、二人で苦悩しながら、知恵と機転で困難に立ち向かい成長していく様子は、この作品の見所になります。

豚のレバーは加熱しろの動画をチェック

豚のレバーは加熱しろの公式PVをご紹介します。2023年10月の放送開始に向け、すでに公式PVがYoutubeにて公開されております。

豚のレバーは加熱しろの原作情報

豚のレバーは加熱しろの原作は、ライトノベルです。原作ライトノベルは、2023年9月現在では、最新7巻まで発売されています。また、豚のレバーは加熱しろはコミカライズも行われています。コミックス版の豚のレバーは加熱しろは全部で4巻まで、発売されています。

コミックス第五巻の発売も決定しており、二人の旅の物語をコミックスでも堪能することができます。

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豚のレバーは加熱しろの基本情報

©2023 逆井卓馬／KADOKAWA・アニプレックス・BS11

この記事を書いた人

ryuzu

プロフィール文：ライター兼ブロガーとして幅広く活動中。webライターだけではなく、シナリオライターとしても活動しています。バイクとアウトドア、サブカルチャーをこよなく愛する、オタクライター。