ジャンプが誇る看板漫画!王道ヒーロ物語「僕のヒーローアカデミア」の魅力!
僕のヒーローアカデミア(以下ヒロアカ)は週刊少年ジャンプにて2014年から連載されている大ヒット漫画です。
主人公が最高のヒーローを目指して成長していく、超王道のバトル・学園モノです。
週刊少年ジャンプというと「DRAGON BALL」や「ONE PIECE」といった日本を代表する漫画を輩出している漫画雑誌で、いわゆるジャンプモノといわれる、「友情・努力・勝利」がキーワードの王道のバトルのストーリーモノが代表的です。
近年のジャンプはいわゆる邪道といわれるダークヒーローモノが増えたりもしていますが、ヒロアカの基本スタンスは主人公が敵との戦いや仲間との関わりを通して成長していく、超王道のジャンプ漫画です。
ヒロアカが連載開始した時期は、当時のジャンプを牽引していた「NARUTO -ナルト-」が連載終了した時期で、ヒロアカはカラーページをもらうことも多く編集部からも期待されていることが現れていました。
その期待に応えるようにどんどん人気を獲得していき、現在でアニメシリーズは第6期まで、また劇場版が2作放映されています。
さらに第7期、実写映画の制作も決定しておりその勢いは止まりません。
本記事ではそんなヒロアカの魅力を余すことなく伝えていきますので、ぜひ最後までご覧になってください!
©堀越耕平/ボンズ
目次
ヒロアカはどんな作品?あらすじを紹介
ヒロアカの世界では、全人類の8割が何らかの超常能力である「個性」を持っている超人社会が舞台です。
個性を悪用する「ヴィラン」が現れてきたことでそんなヴィランを個性を活かして取り締まる、職業としての「ヒーロー」が現れます。
そんなヒーローのトップ、「平和の象徴」と言われるヒーロー・オールマイトに憧れる少年少女は数多くいました。
主人公・緑谷出久もその1人で、ヒーローを目指していましたが、彼は超常能力が発現しない「無個性」でした。
それでもヒーローになるという夢を諦められずオールマイトをはじめ偉大なヒーローを多数輩出してきた、国立雄英高校の難関ヒーロー科への進学を目指しますが、幼なじみで優秀な個性を持つ爆豪勝己をはじめ周囲からはムリだとバカにされていました。
中学3年のある日、出久はヘドロのヴィランに襲われますが、オールマイトに救われます。
憧れの人を前にして、出久は思わず個性がなくてもヒーローになることが出来るのかを問います。
すると、突然筋骨隆々のはずのオールマイトが瘦せ衰えた姿になってしまっていました。
オールマイトは約5年前にヴィランとの戦いで重傷を負い、後遺症で個性の活動時間に制限があることを明かします。
そんな過去を踏まえて、出久に対し例え強力な個性があっても命懸けの職務であるヒーローを諦めるように促します。
その後オールマイトと別れた出久は、オールマイトから逃亡していたヘドロのヴィランが爆豪を人質にしている現場に遭遇します。
その現場にオールマイトも駆け付けますが、個性の活動時間が限界に近かったためなかなか爆豪を救いに行けずにいました。
そんな中自らを顧みず、爆豪をなりふり構わず救おうと動きだしたのは無個性である出久でした。
その行動に心を打たれ、己の限界を超えてオールマイトは個性を使い爆豪と出久を救い出します。
出久の行動に「ヒーローとしての素質」を見出したオールマイトは、その後出久に「君はヒーローになれる」と発言を訂正し出久をヒーローになれると認めます。
そして出久は、他者に譲渡することが出来るオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」の後継者に指名されるのでした。
オールマイトの指導の元、個性に見合うために身体を鍛え、血の滲む努力の末にオールマイトから個性を受け継いだ出久は、高倍率の入学試験を突破し、晴れて雄英高校への合格を果たします。
雄英高校の仲間たちや、後継者を探すために教師として赴任してきていたオールマイト、全員が現役のヒーローで構成された個性的な教師陣の下でヒーローを目指していく物語です。
©堀越耕平/ボンズ
特に魅力的なメインキャラクター紹介!
緑谷出久 cv山下大輝さん
本作の主人公です。
小柄な身体で緑色のモジャモジャヘアーとそばかすが特徴的なキャラクターです。
オールマイトから受け継いだワン・フォー・オールの9代目継承者です。
幼なじみの爆豪からは木偶の坊という意味の蔑称でデクと呼ばれますが、入学当初に出会った麗日から頑張れって感じのデク、と好意的に受け取られたことで後に自身のヒーロー名として定めます。
普段は根暗でオタクっぽい振る舞いですが、ヒーローになること、危機にある誰かを助けることを原動力として時に無謀とも言える行動を取ってでも人のために動く心優しい少年です。
ワン・フォー・オールの継承者として数多の危機を迎えますが、自身の成長と仲間との助け合いで危機を乗り越えていく主人公らしいキャラクターです。
オールマイト cv三宅健太さん
前髪をV字に2本逆立てた金髪と筋骨隆々の体格、白い歯を見せた笑顔が特徴的な平和の象徴として絶大な人気を誇るNo.1ヒーローです。
アメコミ風の画風で登場し、画風が違うとツッコミを受けることもあります。
オールマイトも実は無個性な人間で、この国には平和の象徴となる絶対的な存在が必要であるという信念を持っていました。
その心意気を買われ、ワン・フォー・オールの7代目継承者である志村から個性を受け継ぎます。
師であるグラントリノの勧めで雄英高校卒業後に渡米し力を蓄え、帰国してプロヒーローとしてデビュー後は絶対的な実力で犯罪の抑止力として多大な貢献をしてきました。
過去の負傷により1日の活動時間に限界があり、限界を超えると筋骨隆々のマッスルフォームからやせ細った姿のトゥルーフォームになってしまいます。
自身の後継者を探すために雄英高校に教師として赴任する予定でしたが、無個性である出久を見出し出久を育てるために共に雄英高校で教師と生徒として関わっていきます。
出久にとっては憧れの存在で、個性を託してくれた恩師のような存在です。
爆豪勝己 cv岡本信彦さん
逆立ったベージュ髪に赤目の三白眼の出久の幼馴染です。
粗暴で攻撃的な性格ですが、その根底にあるのは「オールマイトを超えるNo.1ヒーロー」になることで、彼の言動は良くも悪くも一貫しています。
爆破という強力な個性を持ちながら、戦闘センスも抜群です。
幼少期からなんでも出来る天才型で、自分を1番だと思っていましたが、無個性ながら自分を気遣い対等に接してくる出久のことをデクと呼び蔑みます。
粗暴な言動が目立つことからヴィラン連合に攫われ仲間になることを誘われたりもしますが、彼のNo.1ヒーローになるという思いは強く全く意に介しません。
物語の途中で出久とオールマイトのワン・フォー・オールの秘密を聞き、共に共有する仲になります。
それ以降は、いがみ合うことが多かった出久と爆豪も真っ当なライバルのような関係になります。
轟と並んで物語の中で主人公の1人であるかのような中心的な人物です。
轟焦凍 cv梶裕貴さん
右半分が白色、左半分が赤色の髪の毛で、左目周辺の火傷の痕や左右違う目の色が特徴的な、作品の中で随一のイケメンです。
個性は半燃半冷、炎と氷の2つの強力な個性を有する人物です。
No.2ヒーローであるエンデヴァーの息子で、息子をオールマイトを超えるヒーローにしようとしたエンデヴァーの個性婚(個性の掛け合わせを試みることを目的に結婚すること)で生まれた経緯を持っています。
エンデヴァー曰く兄さんら他の自分の子供たちとは違う最高傑作であると称されます。
母親は不幸な個性婚で精神を蝕まれ、父が期待をかけるあまり幼い轟に過酷な鍛錬を行うことから母親が仲裁に入るも暴力を振るわれより精神的に追い詰められていきます。
父の個性が現れた轟の顔の左半分に熱湯を浴びせ、左目周辺に火傷痕がついてしまいます。
そのためいつも母を悲しませる父親を忌み嫌い、始めは轟も母親から受け継いだ氷結の個性のみを使うようになります。
しかし雄英体育祭で出久と対戦し、受け継いだ忌み嫌う個性でも自らの力であることには変わりないと檄をとばされ、父親の思いとは関係なしにヒーローに憧れる自身の心と向き合い炎を使うようになります。
エンデヴァーとの関係や過去など轟が主人公の物語も作れそうだと感じるほどに作りこまれたキャラクターで、ヒロアカの中でもトップクラスの人気のあるキャラクターです。
麗日お茶子 cv佐倉綾音さん
ショートボブの茶髪で快活な性格が特徴的な本作のヒロインキャラです。
入試の時に出久に助けられたことをきっかけに彼に友好的で、これまで出久にとっては蔑称だったデクという呼び名を好意的に変えた人物で、以後彼女も出久のことを「デクくん」と呼びます。
真っ直ぐにヒーローになるために向き合う出久に惹かれながらも、彼の邪魔をしないようにとその気持ちに蓋をする健気な一面もあります。
演じる佐倉綾音さんは、麗日のことを「自分がどうしてもやりたかった役」であったことを告白しており、その熱意が演技にも現れています。
佐倉綾音さんにとっても代表的なキャラクターとなっています。
死柄木弔 cv内山昂輝
ヴィラン連合と呼ばれる敵組織のトップです。
第1期雄英高校襲撃時に登場し、出久たちの成長と共に彼も強くなり、仲間を集めて幾度となくヒーロー達の前に立ちはだかります。
初登場時は子供の癇癪とまでいわれていた死柄木ですが、物語を通して彼にも歪んでしまった過去があり、彼に対しても救いの手を差し伸べられるのか、というのは本作の大きなテーマとなっています。
死柄木をはじめヴィラン側にも壮絶な過去があり、中には魅力的な一面も見せてくれるからこそ考えさせられ、物語に入り込むことが出来る点もヒロアカの大きな魅力となっています。
アニメ全シリーズの内容
アニメシリーズは第6期まで放送されています。
それぞれ1期を除いて2クール構成になっており、基本的に原作に準拠したストーリー展開がされています。
シリーズ | 話数 | 原作 | 内容 |
---|---|---|---|
第1期 | 全13話 | 1~3巻 | 雄英高校入学~ヴィラン連合との出会い |
第2期 | 全25話 | 3~8巻 | 雄英体育祭~ヒーロー殺しステイン |
第3期 | 全25話 | 8~14巻 | 合宿編~vsオールフォーワン~仮免許試験編 |
第4期 | 全25話 | 14~21巻 | ヒーローインターン~文化祭編 |
第5期 | 全25話 | 21~26巻 | A組vsB組~ヴィラン連合vs異能解放軍~冬休みインターン編 |
第6期 | 全25話 | 27~33巻 | ーロー全員出動編~黒いヒーロー編 |
魅力的なポイント
ヒロアカの魅力はたくさんありますが、今回は大きく2つに注目して解説していきます。
どうでもいいキャラクターはいない、出番が少なくてもキャラの奥行きが凄い!
ヒロアカは学園モノであることからもキャラクターの数が非常に多いです。
学園モノでもクラス全員にスポットライトを当てるような作品はなかなかなく、キャラクターの能力や人柄にスポットライトを当てるのはメインどころの人物だけなことが多いです。
しかしヒロアカは20人ほどいるクラスの各キャラクター、さらに出久の隣のクラスのB組のキャラクターや現役ヒーローの葛藤や過去までも深く描いています。
キャラクター同士の掛け合いも面白く、それぞれに推しキャラ・推しカプができることもファンが強くのめり込むことができるきっかけになります。
さらに声優も非常に豪華です。
出久役の山下大輝さん、お茶子の佐倉綾音さんをはじめ,有名声優が軒並み名を連ねますが、B組の泡瀬洋雪役の松岡禎丞さん、相澤先生役の諏訪部順一さん、ヒーローであるホークス役の中村悠一さん、オールフォーワン役の大塚明夫さんなど、メインどころでないキャラクターでも主演級の声優を起用している豪華ぶりです。
ただの勧善懲悪の王道ヒーローものではない!視聴者に考えさせるストーリー展開
ヴィランと呼ばれる明確な敵役がいて、それと対峙するヒーローという構図ではありますが、ヴィラン側にも各々思いがあることを知ると考えさせられることも多いのがこの作品の魅力でもあります。
超人社会というほとんどの人間が能力を持っている世界で、能力を持っているからこその葛藤だったり、ヒーローへの憧れが捻じれてしまったことでヴィランになってしまうこともあります。
第2期のステイン編では物語の中で初めてこのヒーロー社会の負の面に着目されました。
ステインは本物のヒーローだけが必要、今は紛い物のヒーローが多いという理念を持っていて、ステインが認めないヒーロー達を襲い、ヒーロー殺しステイン、と呼ばれていました。
ステインは死柄木弔率いるヴィラン連合とも接触しますが、理念がない死柄木とは合わないと対立する形になります。
ステインは飯田の兄であるインゲニウムを襲っており、その恨みを晴らすため飯田がヒーロー事務所の職場体験でステインへの復讐を図っていました。
そんな飯田の様子が変だと感じていた出久は、たまたまステインとヴィラン連合が動きだした街に来ていて、飯田を捜索します。
狙い通りステインを見つけた飯田は復讐のために周りを顧みず戦いを挑みますが、実力差を見せつけられ、さらにヒーローに相応しくない振る舞いである、とステインに殺されかけます。
駆け付けた出久により窮地を脱し、また出久の救援連絡を受けた轟も駆け付けてステインと対峙します。
3人の共闘と、出久と轟はヒーローに相応しいとステインが認めて殺さないように戦っていたこともあり何とかステインを撃破し、その後プロヒーロー達が駆け付けてその場は収まったと安堵していましたが、ヴィラン連合が放った脳無の残党が出久を連れ去ろうとします。
誰もが突然の出来事に動けない中、大怪我をして拘束されていたステインが動き出久を救い出します。
その時に「俺を殺していいのはトップヒーローであるオールマイトだけだ」と咆哮しその場にいたプロヒーロー達含めて驚愕させます。
ステインは力を使い果たしたように気を失いますが、敵ながら芯のある魅力的なキャラクターとして描かれていました。
ステインが捕まり、メディアにステインの思想が取り沙汰されたことでヒーロー社会への疑念が募ります。
また協力体制は取っていなかったものの、ステインとヴィラン連合が接触していたことが明かされたことでステインの思想に賛同した者がヴィラン連合に接触をし始めるのです。
ヴィラン連合が強力になっていくきっかけにもなり、ヒーロー志望の生徒たちや世間の意見の中でもステインの生き様には賛同できると言われ、今後の物語に大きく影響していく話となりました。
©堀越耕平/ボンズ
また、4期文化祭編で登場し出久と死闘を繰り広げたジェントル・クリミナルは、元々はヒーロー志望だったものの学生時代から芽を出せず、善意で市民の危機を救い出そうとした結果、救助に駆け付けたヒーローの邪魔をしてしまった過去がありました。
そうした経験からヒーローを諦め、それでも自身を歴史に残すことを諦めきれずにヴィランになることを決意した人物でした。
出久は彼との戦いを通して、もしオールマイトに見初められることなく無個性なままヒーローの憧れだけが募っていたら彼のようになってしまっていたのではないかと感じていました。
ヒーロー社会という輝かしい舞台ではその分苦汁を舐めている人もいるのだと、現実の世界にもいえるような負の側面を物語の中で登場人物を通して描いており考えさせられる作品になっています。
ヒロアカの今後の動きは!?
現在はアニメのシーズン7の放送を控え、また原作もクライマックスに向けて大きな展開を迎えています。
ジャンプが誇る看板作品に成長した本作ですので、アニメで間違いなく原作の最終話まで描かれることが期待されます。
最近のジャンプ作品の流れだと、シーズン7の放送後にラストは劇場版という展開も予想されますね。
物語はどう収束するのか、手に汗握る展開が続いていますので今後の発表に期待していきましょう!
ヒロアカ、シーズン6まで全て視聴完了☺️
視聴開始時から、爆豪がお気に入りだったけど、やっぱり間違ってなかったぁ〜😭
最後、胸撃ち抜かれました😭 pic.twitter.com/ghJdV2VVrG— Takayuki Oku(通称.Taka) (@Takasuns) July 2, 2023
僕のヒーローアカデミアの基本情報・主な配信サイト
作品名 | 僕のヒーローアカデミア |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 |
放送形態 | TVアニメ |
放映時期 |
第1期:2016年4月3日~6月26日 第2期:2017年3月25日~9月30日 第3期:2018年4月7日~9月29日 第4期:2019年10月12日~2020年4月4日 第5期:2021年3月27日~9月25日 第6期:2022年10月1日~2023年3月25日 |
アニメーション制作会社 | ボンズ |
キャスト |
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主なスタッフ |
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原作 | コミック/堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) |
©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
「僕のヒーローアカデミア」の主な配信サイトをチェック!
配信サイト名 | 配信状況 | 配信リンク・特典 |
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