【ぼっち・ざ・ろっく!】アニラジアワード史上初の3冠受賞!「ぼっち・ざ・らじお!」の魅力と傑作エピソードを紹介!

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」は、2022年10月より秋アニメとして放送され大きな話題を呼んだ作品です。

アメリカのアニメメディア「Anime Trending」が主催するアワードで年間最優秀賞を始め史上最多の8冠を達成するなど、2022年の覇権アニメのひとつであると称賛されています。

アニメ放送終了後もその勢いはとどまらず、イベントが開催されればチケットは入手困難で、突発的な開催であった都市圏の大型スクリーンで上映されたライブ配信でも多くのファンが集まるなど、未だその熱は冷めません。

今回紹介するのは、そんな「ぼっち・ざ・ろっく!」のアニメ放送開始直前に始まったアニラジ、「ぼっち・ざ・らじお!」です。アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の放送を盛り上げるために始まったこのラジオ企画ですが、こちらもアニメ同様大人気で、Twitterのトレンドもたびたび独占しました。

京まふでのイベントや、公開録音・後夜祭イベントといったラジオ単独でのイベントを開催するなど精力的に様々な企画が行われています。2023年3月に発表された第8回アニラジアワードでは、史上初の3冠を達成したラジオとなりました。

アニメだけでなくラジオも大盛り上がりの「ぼっち・ざ・ろっく!」そして「ぼっち・ざ・らじお!」本記事では「ぼっち・ざ・らじお!」の魅力、人気の秘訣について解説していきます!

「ぼっち・ざ・らじお!」出演者を紹介!

「ぼっち・ざ・らじお!」はメインパーソナリティーを後藤ひとり役・青山吉能さんと交代制パーソナリティーを結束バンドのメンバーが担うという形をとっています。

交代制パーソナリティーとは、持ち回りで結束バンドのメンバーである伊地知虹夏役・鈴代紗弓さん、山田リョウ役・水野朔さん、喜多郁代役・長谷川育美さんが回ごとに青山吉能さんと共にパーソナリティーを務めることです。

毎回違った雰囲気で、青山さんとメンバーそれぞれとの掛け合いが聞ける点も、飽きが来ずに新鮮に楽しめる要因となっています。

また、アニメ最終回が放送された直後の配信や、公開録音イベントの配信回などは結束バンドのメンバーである4人全員が揃ったわちゃわちゃとしたトークを聞くことができます。

ファンからするとメンバー全員が集まって話をしているのをみられる貴重な場です。

時々青山さんが終始1人で1時間以上進行する、通称「ぼっち回」もあったりと他のアニラジにはない魅力を持つ番組です。

この番組はメインパーソナリティーの青山さんがスタッフを入れずに1人で進行するというコンセプトで行っており、コーナーの始まりや終わりは全て青山さんの判断で行うというぼっち仕様で行っています。

本当にスタジオ内にはスタッフはおらず、外に待機はしているものの外がみられるガラス窓には仕切りがつけられるという徹底ぶりです。

ラジオにはコーナーもあります。

「ふつおた」・・・リスナーからパーソナリティーに対して日常的な質問をしたり、アニメやイベントの感想を届ける普通のお便り
「ぼっち共感」・・・ぼっちなら共感することができるエピソードを募集するコーナー
「嘘陽キャ辞典」・・・陽キャはこういうことをやっているというエピソードを募集、ただしそのエピソードが嘘か本当かをパーソナリティーが判定する
「ぼっちざオーディション」・・・ぼっちをテーマにした楽曲をリスナーから募集するコーナー

面白いアニラジはリスナーと共に作り上げる、人気のラジオ番組には必須の条件です。「ぼっち・ざ・らじお!」も、リスナーから届く大喜利のようなメールにより青山さんをはじめパーソナリティーの面白いトークが引き出されている点も大きな魅力となっています。

「ぼっち・ざ・らじお!」どこが面白い?5選!

「ぼっち・ざ・らじお!」の人気の秘訣、面白いポイントについて紹介していきます。

  • ①メインパーソナリティー青山さんの「リアルぼっちちゃん」と言われる語り口
  • ②本編開始前の青山さんの1人喋り「ぼっちタイム」
  • ③いったい誰?毎回紹介されるラッキーボタン
  • ④パーソナリティー達の自由奔放な掛け合い、コーナーもすっ飛ばしてしまう
  • ⑤人気コーナー「ぼっちざオーディション」野生のプロが大量発生!

①メインパーソナリティー青山さんの「リアルぼっちちゃん」と言われる語り口

この「ぼっち・ざ・らじお!」は、青山さんだけはメインパーソナリティーとして全ての回に出演しています。

青山さんは自らをオタクの陰キャと称し、自虐的に自身の経験を語ることがよくあります。

それ自体がとても面白い話なのですが、暗い感じで抑揚を少なくして喋るので、ファンからは「リアルぼっちちゃん」と言われています。

青山さんのトークはどれもオタクと言われる人種の人にとっては少なからず共感でき、自分の心をグサッとされつつもついクスっと笑ってしまう話も多いです。

中学時代にボカロにハマっていて、学校の明るい陽キャの人たちに早口でオススメしまくっていたことや、学校から帰るとニコニコ動画をひたすら観漁っていたというエピソードを紹介していました。

また、大学時代の話では、大学祭の期間中、特に声優の仕事はなかったにも関わらず、誰からも誘われず3日間一生寝ていたと陰キャエピソードを語ってくれます。

青山さんは、ぼっちちゃん役の演技からハマり役である言われていましたが、この「ぼっち・ざ・らじお!」での青山さん自身のキャラクターからよりその評価が高まり、「リアルぼっちちゃん」「ぼっちちゃん役は青山さんしかいない」と称賛されています。

②本編開始前の青山さんの1人喋り「ぼっちタイム」

「ぼっち・ざ・らじお!」というタイトルにあやかり、ぼっちちゃん役の青山さんの「ぼっちタイム」というひたすら青山さんが1人で喋り続ける時間があります。

このぼっちタイムは特にアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」には特に関係のない、青山さん自身の話をすることが多いです。

青山さんの最近起こった身の上話や、リスナーからのふつおたに対してコメントをしたりするのですが、そこまで言っていいの?と思うほどズバズバ言ってくれます。

本音っぽく等身大で1つ1つに対して話してくれる青山さんのトークは、気持ちよく聞くことができます。

③いったい誰?毎回色々な人が紹介されるラッキーボタン

「ぼっち・ざ・らじお!」の企画には放送のどこかで「ラッキーボタン」という「ぼっち・ざ・ろっく!」に関係する人たちからの音声メッセージが紹介されます。

こういう企画は普通だとパーソナリティー以外のキャストであったり主要スタッフからのメッセージが多いのですが、この「ぼっち・ざ・らじお!」では楽曲提供をしたアーティストだったり、原作漫画の担当編集、音響監督からのメッセージなど本来表舞台に出てこない裏方の方のメッセージも紹介されます。

普段は映像や音声には出てこない立場の人たちも、このラジオのためにメッセージをしてくれるのは制作スタッフたちもこのアニメ、番組に対しての熱意があるからこそ実現している企画です。

我々視聴者にとっても裏方で活躍している人たちを知れる機会も少ないですので、こうして作品について発信してくれる機会というのは貴重なものとなっています。

④パーソナリティー達の自由奔放な掛け合い、コーナーもすっ飛ばしてしまう

「ぼっち・ざ・らじお!」は青山さんが1人で進行しているため、かなり自由に展開されていくのですが、時には予定していたコーナーをすっ飛ばしてしまうこともあります。

パーソナリティー同士の会話が盛り上がって、各コーナーのメールが1通ずつしか読まれなかったり、コーナーをやる時間がなくなってしまったりと自由すぎるラジオになっています。

緩い雰囲気で、パーソナリティーも肩の力を抜いたような、ラジオというより雑談配信のような姿を感じることができます。

第18回の鈴代さんがゲストの回では、ぼっちタイム終了後オープニングを流すと鈴代さんがドーナツを食べながら「もう始まってんのか」ともぐもぐしながら登場します。

18:46~

第19回の水野さんがゲストの回で、「ぼっち共感」のコーナーで、面白いペンネームの人からのメールが届いた際、2人でツボってしまいしばらく笑い続け、笑って読めないから結局メールを読まないということがありました。(ED時になんとか笑いをこらえながら読んでいました。)

49:54~

⑤人気コーナー「ぼっちざオーディション」野生のプロが大量発生!

リスナーからテーマソングを募集するこのコーナーですが、このコーナーに届く楽曲のレベルの高さが話題になっています。

インスト楽曲やボーカル楽曲、明るい曲からしっとりした曲など様々なオリジナルソングが紹介されています。

第6回で紹介された楽曲の「ぼっちざらじおビバップ」はこれ以降の放送でエンディング音楽に使われ続けています。

55:35~

リスナーの作った音楽がエンディングに使われるという前代未聞の試みですが、全く違和感なく使用されていて、リスナーと共に作りあげるラジオであることを表しています。

「ぼっち・ざ・らじお」傑作エピソード3選を紹介!

①第16回 ラッキーボタン なんと青山さんの母と姉が登場

アニメが最終回を迎えた直後の配信となった第16回は、青山さんが1人で進行する回でした。

最終回の直後なので、結束バンドのメンバー全員が揃うことを予想している人もいたのですが、ここであえて青山さんが1人で行うぼっち回であったのは「ぼっち・ざ・らじお!」らしいなと感じさせます。

この回はリスナーから届いた最終回の感想メールや、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」への思いを語っていました。

そんな中、この時はラッキーボタンが2つ用意されており、それぞれ青山さんの姉と母が登場します。

青山さんにとっても全くの想定外だったようで、何度も聞き返して本物かどうか確かめていました。

実は第14回の時に、青山さんが「子供の時にやりたいこと・欲しいものがあった時は400字詰め原稿用紙にその理由を書いて提出しなければいけなかった厳しい家だった」というエピソードを語った際にネットで青山さんの家族について悪く書かれてしまっていました。

青山さんにとって、自分の家族は本当に支えとなっている大切な存在だったにもかかわらず、自分の発言のせいで家族が悪く言われてしまったことを後悔していたそうです。

そうした背景もあり、家族からの温かい言葉を受けて思わず収録中に号泣してしまいました。

号泣している中でも喋りを止めることはせず家族への感謝を述べる青山さんのプロ意識の高さも感じさせてくれます。

この回は普段の「ぼっち・ざ・らじお!」の面白さだけでなく青山さんの家族愛をも感じさせてくれる神回と称され、Twitterのトレンドを独占しました。

55:30~/1:02:30~

②第7回~第12回 アニメ本編と全く関係ないスパムバーガーコラボが実現

第7回の本編の前のぼっちタイムの時、青山さんが、ハンバーガー専門店であるフレッシュネスバーガーのスパムバーガーが大好きだったにも関わらず販売休止してしまったことを嘆いていました。

この放送時は青山さんがスパムバーガーへの愛を語り、期間限定で復活する企画があることを番組内で宣伝していました。

9:15~

ちなみに本編「ぼっち・ざ・ろっく!」にフレッシュネスバーガーは全く関わりがありません。

ここまでは青山さんがただスパムバーガーが大好きだと公言していただけなのですが、第11回のラッキーボタンでなんとフレッシュネスバーガーの代表取締役が登場し、スパムバーガーが「ぼっち・ざ・ろっく!」の聖地である下北沢の店舗で限定復活することが決定します。

10:35~

さらにそれだけでなく第12回の放送時には、別の企画として青山さんがフレッシュネスバーガー下北沢店で1日店長を務める企画が発表されました。

ただキャストがラジオ内でスパムバーガーが好きであると語っていただけで、アニメで絡みがあるわけでもないにも関わらず、1日店長の企画が行われるほどまでのこの一連の流れはアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」そして「ぼっち・ざ・らじお!」の影響力の強さを感じさせてくれます。

③第2回 ぼっちタイムで生まれた天才発言「バ~ミヤン」

第2回は京まふのイベントでの公開録音が配信された回でしたが、ここでも通常通り30分ほど青山さんのぼっちタイムがありました。

この時はスタジオでなく、イベントの前にホテルの部屋で1人で収録していたようでいつにも増してネガティブ感満載のトークが繰り広げられます。

後でアーカイブを聞く人に向けて、自分の1人喋りを飛ばして本編だけを聞く人がいるだろうと「30分くらい経つだろうしそろそろ本編かな~と思ったそこの君、まだよぴちゃんの1人喋りだよバ~~ミヤン」と言います。

28:02~

この発言については、第4回の水野さんがパーソナリティーとして登場した回で触れられていました。

どうやら、第1回の放送で1人喋りの際にたびたび「バ~~カ」と発言しており、スタッフに「青山さんのことよく知ってる方ならいいと思うんですけど、そうでない方もたくさんいらっしゃるので…」と釘を刺されたそうです。

でもついまた「バ~カ」と言いそうになってしまい、「バ~」までいったところで思い出してどうにかしなければと思った結果、某中華料理屋の名前が出てきたそうです。

このエピソードには水野さんも思わず天才ですよと笑いながら語っていました。

まとめ

アニラジ「ぼっち・ざ・らじお!」についてここまでご紹介してきました。

アニラジアワードの「癒しラジオ賞」「最優秀女性ラジオ賞」そして「年間最優秀ラジオ賞」の3冠を達成し、アニメ放送から半年以上が経った2023年4月以降も継続が発表されている人気番組の魅力について解説してきました。

まだまだ勢いは止まらないでしょうし、YouTubeにもアーカイブが残っていますので、まだ未視聴の方はぜひ1度聞いてみてください!

「ぼっち・ざ・ろっく!」WEBラジオ

ぼっち・ざ・ろっく!の基本情報と配信サイト

作品名 ぼっち・ざ・ろっく!
ジャンル ガールズバンド
放送形態 TVアニメ
放映期間 2022年10月〜12月
アニメーション制作会社 CloverWorks
キャスト
  • 後藤 ひとり:青山 吉能
  • 伊地知 虹夏:鈴代 紗弓
  • 山田 リョウ:水野 朔
  • 喜多 郁代:長谷川 育美
スタッフ
  • 監督:斎藤 圭一郎
  • シリーズ構成・脚本:吉田 恵里香
  • キャラクターデザイン・総作画監督:けろりら
原作 コミック/はまじあき(芳文社「まんがタイムきららMAX」)

「ぼっち・ざ・ろっく!」の主な配信サイトをチェック!

配信サイト名 配信状況 配信リンク・特典
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この記事を書いた人
FS19

田舎住み登山・キャンプが趣味のアクティブオタク。 ジャンルを問わずアニメ・漫画を楽しむ。 ここ最近アニメだけでなく声優にも手を広げ着々と沼にはまっている。

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